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2012.07.02

勉強会 ~ワインとおでん~

7月に入りまして最初の月曜日。

日本料理かが万さんの9店舗目のお店

おでんとみ乃家さんにて、勉強会をひらいて頂きました。

場所は北新地永楽通りの東側にあります。

二号線から横断歩道を渡り石畳の女坂を上っていくと一本目が永楽通り。

そこを東へ歩いていくと右側にエスパス北新地ビルが見えてきます。

一階なので、すぐに見つけることが出来ます。

お店の中へは靴を脱いであがります。

お座敷に上がりますと左側に掘りごたつ式のカウンター、右側にテーブルこれも掘りごたつ式。

壁にはマリー・ローランサンの絵が。

着席し正面には色とりどりの器や、カハラ森義文さんの漆塗りのワインクーラーなどが飾ってあります。

でもなんといっても一番目に留まるのは特注のおでん鍋。

職人さんの手打ちのアルミ鍋。

うちのおでん鍋にも愛着がありますが、やはりうらやましいです。笑

 

創業時からいらっしゃる大御所で、取締役の店長さんにブログに掲載することを承知して頂いて記念撮影を。

心なしか引き気味でいらっしゃるように見えます・・・。(汗)

 

 

さて、肝心のお料理ですが、

まずは今回の趣旨であるワインとおでんのマリアージュのために一杯目は白ワインを頂きました。

2010 ゴールドウォーター ソーヴィニヨンブラン マールボロ ニュージーランド

柑橘系のすっきりとした味わいで和食の邪魔をしません。

 

お料理

先付けの蟹と胡瓜の酢の物、蛸の柔らか煮。

 

淡路の赤雲丹

ここで、日本酒も飲みたいね、と備前の人間国宝の先生の作品で頂きました。

そして2本目は赤ワイン

2007 ジュヴィリ シャンベルタン ジャン ミシェル ギヨン エフィス  フランス

やはり和食にはピノ・ノアールが合いますね。

鰹出汁の味に深みが増すような気がいたします。

おでんの最初は

さえずり

すっと溶けてしまうような柔らかさと後に残る甘み。
お出汁は鰹が効いています。

ワンタン

おでんにワンタンこれも和風だしなのですが、とても合います。

湯葉

この器を選ばれたのは・・・湯葉が菊の花のように美しいです。


湯葉を食べ終わると福の字が。二度楽しめます。^^

とうもろこしの入った練り物

練り物はすべて自家製とのこと。こだわりですね。

すじ

少し甘めに炊いてありました。

このあとも何品か頂いたあとメニューの端から端まで制覇しようと目論んでいたのですが、営業も控えておりますので、ここで時間となってしまいました。


梅としその香りが、これまでの食事を一層引き立たせました。

 

 

 

写真は取り忘れましたが、〆のにゅう麺の前にはお抹茶を点てていただきました。

日本料理かが万さんでは、スタッフ皆さんが、月に二度のお茶のお稽古をされているということ。

皆さんの笑顔と流れるような美しい所作がとっても印象的でした。

席の途中では、かが万の代表 坂博雄さんもご挨拶に来てくださったり。

始まりから最後まで決め細やかなサービスをしていただき誠に有難うございました。

 

 

おでん、されどおでん。

以前、道修町で4代続く薬剤師さんのお嬢様のお話で、

戦後すぐの北新地は、おでんの屋台が並ぶ街だったことを教えていただきました。

おじい様は、ならぶ屋台の中から一番お胸の大きな女将のいるおでん屋に通っていらしたそうな。(^^)

このおはなしは大変ありがたく思いました。

実は、おでんを始めるきっかけとなったのも景気低迷の中、雨後の竹の子のように

開店するワンバーを見て、北新地で開店15年目を迎えるリエゾンはワインバーにしてワインバーにあらず。

北新地を愛するものとしてここで原点に戻り新しい試みにチャレンジしたいと思ったのであります。

今回の勉強会にて、かが万さんのフィロソフィーをしっかりとお勉強させていただき

これからもますます精進を重ねてまいりたいと思いました!!