モレサンドニ・クロ・ド・ラ・ビュシエール　/　ジョルジュ・ルーミエ　2003

ジョルジュ・ルーミエは、1992年から全体的に有機栽培を実践。減農薬農法を取り入れ除虫剤や除草剤を使用しません。熟したブドウのみの手摘みを行い、丹念に選別した後 部分的に除梗、発酵は果帽を浮かばせながら開放タンクを使用して3段階に分かれて行われる。この厳しい収穫量の制限が、凝縮し、果実味にあふれるワイン造りを可能にしているのです。新樽の使用率は最高でも30%に抑えて、テロワールの特質を果実から引き出すことに努め、清澄、濾過も事実上行っていません。

モレ・サンドニ村に単独所有する、1級畑「クロ・ド・ラ・ビュシエール」は、クロ・ド・タールの斜面をおりた場所でシャンボールに隣接した区画ながら、シャンボールとは違うキャラクターを持っています。繊細なルミエの中では、重めの凝縮感と動物的な要素を持ち、力強さを感じる味わいが特徴です。